ニュースリリース

2023.11.15

World COPD Day 2023 | “Breathing is Life – Act Earlier”

11月15日は世界COPDデーです。COPD (慢性閉塞性肺疾患)に関する知識を深めませんか?

 

世界COPDデーについて

世界中でCOPDに対する認識を高め、知識を共有し、負担を軽減する方法を議論することを目的として、COPDの啓発と予防・治療を進める世界的組織、GOLD(Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease)に定められました。毎年11月の第3水曜日を世界COPDデーとし、世界各国でさまざまなCOPDの啓発イベントが実施されます。

 

COPD (chronic obstructive pulmonary diseas, 慢性閉塞性肺疾患)について

COPDとは慢性気管支炎や肺気腫を合わせた疾患の総称です。主な原因はたばこの煙に含まれる有害物質が肺内に流入することです。有害物質が気管支や肺胞で炎症を起こし、やがて肺胞が破壊され、肺本来の弾力性が失われて空気がうまく吐き出せなくなるため肺機能が低下します。さらに悪化するとせき・たん・息切れが強くなり、QOLの低下を招きます。現在の治療法は、薬物療法や運動療法などの総合的な治療(呼吸リハビリテーション)によるもので、症状を和らげ、病気の進行を抑制することです。したがって、壊れた肺胞や気管支の炎症を治し、呼吸機能を回復させる治療薬の開発が急務です。

より詳細な情報は、日本呼吸器学会 (https://www.jrs.or.jp/citizen/disease/b/b-01.html)や、GLOD日本委員会 (http://www.gold-jac.jp/)のHPをご覧ください。

 

当社ではCOPDの前臨床モデルであるブタ膵臓エラスターゼ (PPE)誘発性肺気腫モデルマウスを扱っております。本モデルではPPEを気管支内投与して21日目までに肺胞壁の破壊が認められます。組織学的解析によるmean linear interceptの算出やBALF中の炎症細胞数のカウント、炎症性サイトカインの解析などにより、被験物質の薬効を評価することが可能です。

 

当社モデルにご関心やご質問等ございましたら、お気軽にお問い合わせください。