商品とサービス

2022.10.26

Introduction of our Primary sclerosing cholangitis (PSC) mice model

本日は、原発性硬化性胆管炎モデルである(3,5-Diethoxycarbonyl-1,4-Dihydrocollidine)DDCモデルをご紹介します。

 

原発性硬化性胆管炎 (PSC)は胆管に生じる斑状の炎症、線維化、および狭窄を特徴とする慢性的な胆管障害で、末期まで進行すると肝臓移植が必要とされます。

PSCの治療薬にはウルソデオキシコール酸が知られていますが、進行を完全に抑えるほどの効果はなく、PSCの根治療法は開発段階にあります。

 

DDCモデルは、細胆管反応を経て胆管周囲の線維化へと進行していく点でヒトPSC病態と高い臨床相関性を示すモデルであり、以下のような特徴を有します。

   

  ・胆管へのプロトポルフィリン蓄積に続く、硬化性胆管炎と胆管型肝線維症が誘発可能

  ・外科モデルであるBDLモデルと比較して高い生存率を示し、再現性が高い

  ・ヒト胆汁うっ滞性疾患の主な組織病理学的特徴を再現可能

 

 

 本モデルは、肝臓における病態変化に加え、ALTやAST、ビリルビン等の各種血液マーカーの増加も確認されております。

 

弊社では、本モデル以外にも炎症/線維化に関連した様々な病態モデルを取り揃え、薬効評価試験サービスをご提供しております。

 

その他、資料請求やご質問等ございましたらお気軽にお問い合わせください。