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2023.12.13

Introduction of bleomycin-induced SSc-ILD model

本日は、皮膚と肺の線維化が同時に進行する、臨床相関性の高い線維化モデルをご紹介します。

 

全身性強皮症は、皮膚だけでなく、心臓、肺、腎臓など全身の組織に線維化が起こる進行性の希少疾患です。特に線維化を伴う肺疾患は発症率の高い合併症であり、間質性肺炎は全身性強皮症の患者さんの主な死因として報告されています。

 

全身性強皮症の動物モデルは、ブレオマイシンの皮下投与による皮膚線維化の誘導が一般的です。

当社では、より臨床的な相関性の高いモデルを提供するために、条件検討を重ね、皮膚と肺の線維化を同時に誘導するSSc-ILDモデルも取り扱っております。SSc-ILDモデルでは、強皮症の典型的な病態である皮膚の肥厚と肺の線維化の両方が誘導されます。

 

 

現在、全身性強皮症に対する根治的な治療法はなく、皮膚や肺の症状に対する対症療法のみとなっています。そこで、全身性強皮症の皮膚症状と肺症状の両方を同時に治療する薬剤候補の有効性を評価したいお客様に、このSSc-ILDモデルを推奨しています。

 

SSc-ILDモデルについてご質問・ご相談がございましたら、お気軽にお問い合わせください。