Drug Efficacy Study in the STAM™ Model Published in Biomedicines.
Biomedicinesにて当社クライアント様 (MRM Health)による論文発表がございました。
■タイトル
(Pinheiro et al., Biomedicines. 2022)
本研究では、9種類の腸内常在菌からなる細菌コンソーシアムのNASHおよび線維化に対する治療効果を、当社独自のSTAM™モデルで検討しております。
コンソーシアムの経口投与後、STAM™マウスのNAFLD Activity Scoreおよびシリウスレッド陽性領域(線維化)は、vehicle群に比べ有意に減少しました。また、NASHの主要なバイオマーカーであるCK-18のレベルも投与群で低下していました。これらの結果は、腸内細菌コンソーシアムがNASHと線維化の両方を改善する可能性を有し、疾患の進行を遅らせることも可能であることを示唆しています。
本論文のように、腸内環境を改善することは、NAFLDやNASHの治療や予防に役立つことが期待されます。
腸内環境の改善に作用するプロバイオティクスやプレバイオティクスや、腸疾患の改善に繋がる化合物をお持ちの場合は評価してみるのはいかがでしょうか。
また、STAM™マウスはNASH治療薬の有効性を示す重要なクライテリアであるNASで評価が可能な病態モデルマウスです。
STAM™マウスをはじめ、他のモデルマウスやこれまでの経験を用いて試験をご提案することも可能ですので、ぜひご検討ください。
■当社のサービスにご関心がある場合は、お気軽にお問い合わせください。
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