Drug efficacy studies using multiple mouse models to replicate human disease.
NASH領域において、これまで既存薬や新規開発品を用いた数多くの臨床試験が実施されてきましたが、未だNASH治療薬は上市されておりません。
この一因として、NASHが複雑な病態進行を辿ることが考えられ、ヒトの病態を完全再現できる動物モデルが確立されていないことが挙げられます。しかし、現状ではその複雑さに対応できる動物モデルの樹立は難しく、目的に応じて複数の動物モデルを使用し、病態への効果を多角的に評価することが必要になります。
STAM™モデルは、弊社SMCラボラトリーズが開発した世界初のNASHから肝ガンを発症する病態モデルマウスです。ヒトNASHと類似した病態(脂肪肝→NASH→肝線維化→HCC)を発症しますが、肝硬変は発症しないという特徴を有します。そこで本モデルに加え、肝硬変モデルであるCCl4誘発肝線維症モデル(CCl4モデル)を導入・補完することで、非臨床段階におけるNASH治療薬開発のトータルサポートが可能であると考えております。
図1:STAM™モデルおよびCCl4モデルの比較表
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