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Long-COVID, COVID-19 variants, and the emergence of pulmonary fibrosis in recovered COVID-19 patients

  • 2021.12.17
  • アップデート

COVID-19はsevere acute respiratory syndrome (SARS)と同じくbeta-coronavirus classに属するウイルスであり、SARS流行の際は感染の数週間後には線維化が観察されはじめていたことが報告されています。

また、その後の追跡調査において、1年経過後のSARS生存者の20%以上に肺線維症が観察されたことから、肺線維化が長期的な問題であることが分かります[David S. Hui et al., Chest., 2005; Lixin Xie et al., Respir Res., 2005]。

COVID-19患者においてもCT画像を用いた解析で線維化の症状が見られることが報告されています [Zheng Ye., European Radiology, 2020]。

パンデミックの長期化によりCOVID-19感染後の肺線維化発症を裏付けるデータが続々と報告されています。

線維化発症のプロセスは下図に示します。

線維化の進行

 

 

COVID-19感染後に肺線維化を発症した患者集団が既に多数存在するため、肺の新規治療に対する需要はパンデミックが一段落した後も増加の一途を辿ると考えられます。

弊社では、豊富な経験を持つブレオマイシン誘導性肺線維症モデルマウスを用いて、研究開発のサポートを行っております。

 

ブレオマイシン誘導性肺線維症モデルは、ウイルスを用いたモデルではなく、化学物質を用いて誘導されたモデルです。しかし、このモデルで見られる病態とCOVID-19感染後に見られる病態には多くの類似点が認められるため、解析に利用するために有用なモデルになります。

 

このモデルの詳細や活用方法についてご興味ある方はこちらをご覧ください

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