試験実施例: 当社MASHモデルを用いたアディポネクチン由来ペプチドALY688の薬効評価データがClinical and Translational Science誌に掲載されました
本日は、線維化に着目して医薬品開発を行い、当社MASHマウス (STAM™マウス)を用いた前臨床試験を実施後に、その研究結果をClinical and Translational Science誌に掲載された、米国のAllysta社様の論文をご紹介致します。
https://ascpt.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/cts.13760
こちらの論文ではアディポネクチン由来ペプチドであるALY688を連日皮下投与した結果、MASHの治療および線維化進展の予防が確認されました。
STAM™マウスは、内臓脂肪が肥大化しておりアディポサイトカインの分泌異常が生じているモデルです。
特にアディポネクチンの分泌は、正常マウスに比べて減少を示し、いわゆる低アディポネクチン血症にあります。
本論文では、STAM™マウスを用いたアディポサイトカインを標的としたMASH治療アプローチの初の報告事例であり、STAM™マウスがアディポサイトカインのMASH/線維化に対する薬効評価をし得るモデルであることが証明されました。
当社のSTAM™マウスをはじめとした、非臨床薬効評価試験サービスにご関心のある方は、お気軽にお問い合わせください。