皮膚疾患モデルのご紹介: イミキモド(IMQ)誘発乾癬モデルマウス
本日は、当社の病態モデルラインナップから、
乾癬のマウスモデルである「イミキモド(IMQ)誘発皮膚炎モデル」についてご紹介します。
乾癬は、遺伝的要因と環境要因の両方によって引き起こされる難治性の皮膚疾患です。臨床的には、皮膚の紅斑と鱗屑を特徴とする慢性の炎症を引き起こします。
乾癬の有病率は2~4%であり、全世界で少なくとも1億人が罹患しているとされております。しかしながら、現在、乾癬を完全に治癒させる治療法はなく、現在の治療法は病気の症状を管理するのみです。
IMQモデルは、乾癬の研究に最も広く使用されているモデルの一つです。このモデルでは、ヒトの乾癬患者に見られるようなケラチノサイトの過度な増殖、免疫細胞の浸潤、IL-17/IL-23軸の活性化などが観察されます。
■当社IMQモデルを用いた公表データの一例はこちら:
Takezaki D et al., Front Immunol. 2023
(Link► https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC10461570/)
IMQモデル以外にも、様々な線維症・炎症性疾患モデルをご用意しております。
当社のサービスやIMQモデルについて詳しく知りたい方は、お気軽にお問い合わせください。