【事例 | 論文】 病態モデルマウスで成果が変わる理由とは?
肺線維化モデルを用いた薬効評価試験を考えている場合、画一的な病態モデルの使用ではなく、評価に適した病態誘導モデルを用いることで、化合物の効果を最大限引き出すことが可能です。
本記事ではIPF研究における病態誘導期間と使用するマウス週齢の多様性を分かりやすくご紹介します。
私たちSMCラボラトリーズではマイクロスプレイヤーを用いたモデル作成に高い技術力を持っており、他社様で試験を実施された後、なかなか上手くいかなかったためご依頼いただくケースも多くあり、これまで150試験以上の実施経験があり、その結果を論文でもご報告いただいております。
以下は私たちの過去の経験に伴いIPF研究における病態誘導期間と使用するマウス週齢の多様性を示した表です。
– Young×Standardタイプ:
まず肺線維化に対する効果を見たい場合
– Aged×Standardタイプ:
線維化修復能の低いマウスを使用したい場合
– Young×Chronicタイプ:
細胞治療など長期間の投与が必要な場合
私たちはこのように多様性のある研究のサポートを実施しています。
さらに以下では過去にMedicinova社が実施され、発表しているYoung×Standardタイプでの結果をご紹介いたします。
MediciNova, Inc, ICLAF poster, 2014
本化合物は臨床試験の第Ⅱ相試験を実施中の化合物となり、Lung hydroxyprolineやCTを用いた線維化評価も実施されています。
実際の詳しい結果については、MediciNova, Inc社様のページをご確認ください。
https://medicinova.com/clinical-development/core/mn-001-nash/pulmonary-fibrosis/
ご関心のあるモデルのタイプと試験に関するお考えをお教えいただければ、お見積りも可能です。
気になるご提案や費用面は以下よりお問合せください。